富士陸送とSDGs
富士陸送は、人類共通の国際的な共通目標として国連が掲げる、「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同しています。
SDGsとは、2015年から2030年までの15年間で、世界中の貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、世界平和などに関する諸目標を達成し、持続可能な開発を実現するというものです。
日本の運輸業は、少子高齢化に伴うドライバーの高齢化や人手不足、さらに厳しくなる環境問題や地球温暖化問題への対応など、今後さらに深刻化すると予想されている様々な課題に対処していかなければなりません。
すべての社員が働きやすい組織や業務の仕組みづくりや、人手不足を補うためのITによる自動化など、運輸業の当事者ならではの視点から、積極的にSDGsに取り組んでいきます。
具体的な取組
富士陸送では、SDGsの目標に対し、次のような取組を行っています。
あらゆる職種においてジェンダーを問わず同一条件で働ける職場環境を整えています。また、育児や介護、家庭事情などを持つ社員への業務時間や在宅勤務に関する配慮や、事務所内の手洗所の複数設置などを行っています。
社員や取引先の労働時間を削減しながら、給与や売上・利益、そして仕事のやりがいを最大化するため、常に生産性向上策を模索し、高付加価値業務に重点を置くよう取り組んでいます。「社員第一」を経営理念に掲げ、社員に働きがいを感じてもらえるような処遇や福利厚生、職場環境づくりに努めています。
自社整備事業部門を擁し、自社車両の点検や整備を行い、ノウハウを蓄積しながら、日々安全な運行に努めています。また、IT技術の活用にも取り組んでおり、荷主様や傭車様などと一体となって、運送業の自動化や省力化、高度化を目指しています。
本社のある東京都大田区周辺や各事業所の周辺地域は主に住宅街で生活道路です。そのため、地元地域にできるだけ騒音や排気、排水などの害を出さないよう細心の注意を払って業務を行っております。また、当社社員が地域貢献活動に積極的に参画するよう努めています。
当社の主要荷主である製造業のお客様の、サプライチェーンの一翼を担っているという意識を持って業務に取り組んでおります。GHG(温室効果ガス)の排出低減の推進や、タイヤのリトレッド・リユース、クローズド・ループ・システムを目指しているメーカーの製品の積極採用や、グリーン購入などを行っています。
コンテナ内陸デポを利用したコンテナラウンドユースの取り組みにより、CO2排出削減を図っているほか、GHG排出低減につながるような走行や業務フローを意識し、環境負荷のより低い資材調達や設備導入を行うなど、気候変動対策に配慮した事業活動を行っております。また、近年増加するゲリラ豪雨などの緊急事態に際し、ドライバー等が適切な行動を取れるよう、日頃から社員教育を行っています。
IT技術やものづくり技術に特化した、東京都立産業技術大学院大学オープンインスティチュートプログラムの支援を受けて、IT化や業務高度化に取り組んでおります。また、荷主様や他の運送会社様と積極的に情報交換や情報共有を行い、運輸業界をあげたパートナーシップ構築に向けた取組を行っています。